同調圧力でないとしたら、比較広告?
八朔です。


ソフトバンク:携帯電話CMに「いじめ助長」の抗議相次ぐ(MSN毎日インタラクティブ)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061224k0000m040081000c.html

 11日から全国のテレビ局で放送されている同社の「ゴールドプラン」のCM。女子大生4人が登場し、「試合の件は電話して」「いいよ。私にかけるとお金がかかるし」「あ、そっか。ソフトバンクじゃないんだ」などと会話する。さらに、料金の説明とともに「友達は大切に」というテロップを流している。同社は苦情件数を公表していないが、「いろいろなご意見はいただいている」と話す。



個人的には気分悪いとかいうよりも、CMの構造が露悪的でメッセージが歪んでるように感じました。


問題のCM(30秒)
http://www.youtube.com/watch?v=0SKF54N0e6Y

「いいよ、キミちゃんが悪いんじゃないんだし」



スリリングな台詞回し。こんなの、ファミレスで隣のテーブルに座った女子高生グループとか話してたら興奮のあまり動悸が止まんないかもしれないです(もちろん「ごきげんよう」の件も含めて)。

いじめを「助長」というよりも、いじめそのものを簡略化してみましたって印象。30秒の中に、こんな無駄にネガティブで気分の悪くなる情報を押し込めておく理由が無いので、意図的にそういう構成にしたんだと妄想じみた推測。「じゃあ誰が悪いのか」っていうベクトルをわざわざ見せつけてる。

上の発言が女の子を責める発言でないとしたら「ソフトバンクでない携帯電話サービスの会社自体が悪い」という比較広告として成り立たせかったのかもしれないですけど、だとしたら言葉の裏を読み取らせきれてない気がします。その場合「部活終わりのお嬢様学校」なんてシチュエーションを何故採用したか、という疑問が残るし。

悪評も評判のうちとは思うけれど、毒々しさだけしか無い。攻撃の矛先をもっとヤンチャにしてみるとか、なんかもっとうまい事できなかったんだろうか、と。

例えばこんなの。


http://www.youtube.com/watch?v=Bsdw51IgPuE

いや、まあ、ユーモアで蓋をしちゃ悪評の「悪」らしさがぼやけちゃうんですけど。釣りって難しい。

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