コレ書いてるときにも震度3
2005年3月25日 兄弟談義八朔です。
先日の日記では、当時の私が感じていた純然たる恐怖と妙な冒険心が交じり合った不可思議なテンションが表現できていないと思いました。
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兄「よ」
弟「おお」
兄「……」
弟「……」
兄「起きてた?」
弟「うん」
兄「生きてた?」
弟「見りゃ分かるだろ」
兄「今の、地震だよな」
弟「多分」
兄「怖ぇな」
弟「うん、怖い」
兄「とりあえずテレビつけない?」
弟「ああ、うん」
ピッ。
兄「うお、最大震度6」
弟「遂に来たね、地震」
兄「不意打ってきたな、地震」
弟「関東ばっかり牽制してたのに、地震」
兄「阪神・中越と来ていよいよ東京、みたいな空気出してたのに、地震」
弟「都会避けてるな、地震」
兄「人ごみ嫌いなのかな、地震」
弟「あっ、電車止まってるみたい」
兄「交通の便とか考えれば、日曜だっただけまだマシだったのかもな」
弟「今日の用事は?」
兄「何も無い」
弟「良かったね」
兄「本当に良かった」
弟「今日の昼飯は?」
兄「何も無い」
弟「……」
兄「……」
弟「何か買いに行こうか」
兄「そうしようか」
弟「車で行く?」
兄「いや、近場なら俺が自転車で行くけど、車は危なくね?」
弟「道幅が広けりゃ大丈夫だろ。兄ちゃん、運転する?」
兄「俺がやると地震とか関係なく危ないから、止めとく」
弟「……ああ、そう」
兄「だから運転、お願い」
弟「分かった。コンビニでいい?」
兄「ああ」
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兄「この辺は、思ったより被害少ないみたいだな」
弟「うん、どこも家が崩れたりとかしてない」
兄「電柱の1、2本くらい倒れてりゃ華があるってモンなのに」
弟「華って何だよ」
兄「新潟中越に追いつけ追い越せ、の精神で」
弟「被災者に謝れ」
兄「俺らだよ」
弟「それは被災者の発想じゃ無ぇよ」
兄「だって俺、地震の真っ最中に「ああ、この程度の揺れじゃ福岡にスポットライト当たんないな」って思ってたもん。あと『神戸在住』思い出してた」
弟「後半は嘘だ」
兄「本当だよ」
弟「あの状況下でマンガ思い出すかよ」
兄「俺の中で木村紺の比重がどれだけ大きいと思ってんだ」
弟「被災者に謝れ」
兄「だから俺らだよ」
弟「あ、あの辺で土砂崩れ起きてる」
兄「どの辺?」
弟「ホラ、あの山の麓」
兄「ああ、本当だ」
弟「でも、そんなにひどい土砂崩れじゃないな」
兄「そうだな。若干、土砂ってる感じ」
弟「確かに、多少土砂って地肌が見えてる程度かな」
兄「土砂り具合はそこまで大変なレベルじゃない」
弟「でも近くにショベルカーがあるから、土砂り対策の工事中だったのかも」
兄「そのわりには結構土砂り散らかしているけどな」
弟「ハゲ散らかしてる、みたいに言うなよ」
兄「……」
弟「……」
兄「今の元ネタ、『M-1グランプリ2004』のトータルテンボスな」
弟「分かってるよ」
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弟「さて昼飯、何買おう」
兄「カンパン」
弟「今から非常食買ってもどうしようもないじゃん」
兄「いや、地震の後いろいろ考えてたら、ただ純粋にカンパンを食いたくなった」
弟「……ああ。地震→被害→避難→非常食→カンパン→カンパン!、みたいな感じか」
兄「そうそう、マジカルバナナ的発想」
弟「じゃ買おうか、カンパン。話聞いてたら俺も食いたくなった」
兄「ああ」
弟「……」
兄「……」
弟「無いな。カンパン」
兄「全然見当たんねぇ」
弟「諦めるか」
兄「くそ、誰かが買い占めやがったか」
弟「早ぇよ」
兄「ああ残念」
弟「とりあえずカップ麺とアクエリアス買うとして……」
兄「……あっ」
弟「どうした」
兄「今、カンパンの事考えてたら急にビスコ食いたくなった」
弟「何でだよ」
兄「ビスコか卵ボーロ」
弟「何で離乳食から一ランク上の食い物ばっかり欲しがるんだ」
先日の日記では、当時の私が感じていた純然たる恐怖と妙な冒険心が交じり合った不可思議なテンションが表現できていないと思いました。
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兄「よ」
弟「おお」
兄「……」
弟「……」
兄「起きてた?」
弟「うん」
兄「生きてた?」
弟「見りゃ分かるだろ」
兄「今の、地震だよな」
弟「多分」
兄「怖ぇな」
弟「うん、怖い」
兄「とりあえずテレビつけない?」
弟「ああ、うん」
ピッ。
兄「うお、最大震度6」
弟「遂に来たね、地震」
兄「不意打ってきたな、地震」
弟「関東ばっかり牽制してたのに、地震」
兄「阪神・中越と来ていよいよ東京、みたいな空気出してたのに、地震」
弟「都会避けてるな、地震」
兄「人ごみ嫌いなのかな、地震」
弟「あっ、電車止まってるみたい」
兄「交通の便とか考えれば、日曜だっただけまだマシだったのかもな」
弟「今日の用事は?」
兄「何も無い」
弟「良かったね」
兄「本当に良かった」
弟「今日の昼飯は?」
兄「何も無い」
弟「……」
兄「……」
弟「何か買いに行こうか」
兄「そうしようか」
弟「車で行く?」
兄「いや、近場なら俺が自転車で行くけど、車は危なくね?」
弟「道幅が広けりゃ大丈夫だろ。兄ちゃん、運転する?」
兄「俺がやると地震とか関係なく危ないから、止めとく」
弟「……ああ、そう」
兄「だから運転、お願い」
弟「分かった。コンビニでいい?」
兄「ああ」
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兄「この辺は、思ったより被害少ないみたいだな」
弟「うん、どこも家が崩れたりとかしてない」
兄「電柱の1、2本くらい倒れてりゃ華があるってモンなのに」
弟「華って何だよ」
兄「新潟中越に追いつけ追い越せ、の精神で」
弟「被災者に謝れ」
兄「俺らだよ」
弟「それは被災者の発想じゃ無ぇよ」
兄「だって俺、地震の真っ最中に「ああ、この程度の揺れじゃ福岡にスポットライト当たんないな」って思ってたもん。あと『神戸在住』思い出してた」
弟「後半は嘘だ」
兄「本当だよ」
弟「あの状況下でマンガ思い出すかよ」
兄「俺の中で木村紺の比重がどれだけ大きいと思ってんだ」
弟「被災者に謝れ」
兄「だから俺らだよ」
弟「あ、あの辺で土砂崩れ起きてる」
兄「どの辺?」
弟「ホラ、あの山の麓」
兄「ああ、本当だ」
弟「でも、そんなにひどい土砂崩れじゃないな」
兄「そうだな。若干、土砂ってる感じ」
弟「確かに、多少土砂って地肌が見えてる程度かな」
兄「土砂り具合はそこまで大変なレベルじゃない」
弟「でも近くにショベルカーがあるから、土砂り対策の工事中だったのかも」
兄「そのわりには結構土砂り散らかしているけどな」
弟「ハゲ散らかしてる、みたいに言うなよ」
兄「……」
弟「……」
兄「今の元ネタ、『M-1グランプリ2004』のトータルテンボスな」
弟「分かってるよ」
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弟「さて昼飯、何買おう」
兄「カンパン」
弟「今から非常食買ってもどうしようもないじゃん」
兄「いや、地震の後いろいろ考えてたら、ただ純粋にカンパンを食いたくなった」
弟「……ああ。地震→被害→避難→非常食→カンパン→カンパン!、みたいな感じか」
兄「そうそう、マジカルバナナ的発想」
弟「じゃ買おうか、カンパン。話聞いてたら俺も食いたくなった」
兄「ああ」
弟「……」
兄「……」
弟「無いな。カンパン」
兄「全然見当たんねぇ」
弟「諦めるか」
兄「くそ、誰かが買い占めやがったか」
弟「早ぇよ」
兄「ああ残念」
弟「とりあえずカップ麺とアクエリアス買うとして……」
兄「……あっ」
弟「どうした」
兄「今、カンパンの事考えてたら急にビスコ食いたくなった」
弟「何でだよ」
兄「ビスコか卵ボーロ」
弟「何で離乳食から一ランク上の食い物ばっかり欲しがるんだ」
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