鍵師です。

海に行ってきた。
いやー、海はいいね!久しぶりにあんなにたくさん塩分を取らせていただきました!

「海に塩入れてる人ー!塩分の量、間違ってますよー!」

とか電波っぽい事を叫んでしまいそうなくらい塩水を飲んだ。
いや、実際叫んだけど。
こんなにも塩分を吸収したのは、以前の飲み会で調子にのって醤油を飲んだとき以来である。ちなみにそのときは寒くも無いのに、震えがとまらなくなり、非常に危険な状態になりました。
うふふ・・・三途の川って冷たーい♪

で、話を戻して、友達9人と近くの海にくりだしたわけだが、この海が非常に汚い。
噂でもっと綺麗な海だと聞いていたので最初はがっかりしていたのだが、後々の大イベントに、この汚さが非常に役に立つことになった。
では、その(俺的に)大イベントについて語っていきたい。

まず海に来てから二時間くらいは普通の遊びをして費やした。

(普通の遊びの例)

A「二人で来る海、これで最後だね」
B「・・・え?」
A「離婚するんだ☆」
二人『あいた〜い〜♪今君に〜♪』

雑誌「メロン」のCMより抜粋でございます。
っていうか、どこが普通の遊びやねん。

そんなこんなで二時間が過ぎ、海に入ってるのは俺と友人Tの二人だけになってしまった。
他の人はどうやら木陰で休憩中。

俺「あらかた遊びつくしたな〜」
T「・・・・・・」
俺「どーした?」
T「今、俺は自然に還っているから気にするな」
俺「???」
T「よし、完了」
俺「あー!!さてはてめぇ、失禁しやがったな!?」
T「うん」
俺「マジで!?」
T「いや、これくらい普通だって」

そんな普通、あってたまるか。

俺「すげぇな。漫画とかでよく見るけど、本当にしたやつ初めて見た」
T「そうか?他のやつも結構やってるぞ」
俺「そうなんだ・・・なんかそれを聞くと、海で失禁したことの無い俺が、とっても損してる気がしてきた!しかも急に尿意がッ!」
T「おう!やっちまえやっちまえ!」

はい、この時点でそうとう壊れています。
だが一度盛り上がったテンションはさらに上がり続ける。

俺「よっしゃ!じゃあ俺から離れてなッ!人気の無いところでやるのが、本当の紳士ってもんだぜ」

本当の紳士は、海の中で失禁しません。

俺「・・・・・」
T「どうよ?」
俺「・・・ん〜。なんだかな。やっぱできない。どうやんの?」
T「気合」
俺「世界一役に立たないアドバイス、どうもありがとう」

失禁しようという気はあるのだが、どうにも体が反応してくれない。別に緊張しているとかそういうわけではないのだが・・・
アドバイス通り、もうちょっと気合いれてみようか?

そして数十秒後。

俺「お!?おー!うははー!出てるぞー!」

ゲラゲラと爆笑しながら海の中で失禁する23歳。

普通に考えたら精神病院行きだぞ、おまえ。

なんというか、ぶっちゃけかなり不思議な感触であった。
男ならわかると思うが、普通は尿が出たときそれなりの手ごたえがある。だが、海の中ではそれが無いのだ。
出た瞬間に消えていく感じ。
しかも周りの海の水もあまり綺麗ではないので、色が変わることもナッシング!
汚い海、最高ー!

お前は最低だけどな。

T「どうだった?」
俺「すげぇ!この年齢でまだ初体験があるとは思わなかった!」
T「そんなに感動することでもないと思うけど・・・」
俺「なんつーか、天然の水洗トイレってとこだな」
T「絶対違う」

そんなこんなで盛り上がっていると、50m先くらいにビキニのねぇちゃん五人組が浮き輪で浮いているのが見えた。

T「あー、すげぇな」
俺「そうだな〜。よし、じゃあアレやるか!」
T「アレ?って何?」
俺「題して・・・

全裸でサブマリンチキンレース!」

T「うおぉぉぉぉ!」
俺「ルールは簡単。海の中で海パンを脱いで、全裸のまま、どこまであのおねえちゃんに近づけるか、という勝負だ!」
T「くだらねー!」
俺「うっさい!じゃあ行くぜ!」

いそいそと海中で海パンを脱ぎ始める俺たち。
そして海パンを手に取ると、おもむろに女の子五人組に向かって泳ぎ始める!

光る波しぶき。
まばゆい太陽。
そしてポッカリと浮かぶ白いケツ。

俺「ちょっと待ったーッ!」
T「何?」
俺「いや、ケツが浮いて見えてるし」
T「うわー!気づかなかったー!」
俺「泳いだら確実に警察に捕まるな。歩いていくべ」
T「だな」

全裸のままザブザブと進行する兵士二名。
いや、これでも十分警察には捕まるとおもうが・・・

けっきょく二人とも10mくらい手前でギブアップしました。

俺「良い勝負だったな」
T「あぁ」
俺「じゃあ今回の勝負の健闘をたたえて、ユニフォーム交換だ」
T「OK!」

二人は手にした海パンを交換して、お互いの海パンをはいたのでした。

なんと感動的なスポーツマンシップ!
なんと素晴らしい友情!
なんと変態的な光景!

これこそが青春なのだと思った、夏の日だった。

綺麗にまとめてみましたが、だめですか?
はい、すみません。

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